
冷蔵庫は一度購入したら長く使うもの。
各家庭で平均して10年以上は使用されると言われています。
10年以上、365日稼働し続ける冷蔵庫は、特に電気代のかかる電化製品だと言えます。
本記事では、そんな冷蔵庫の
・省エネ性能の確認の仕方
・電気代の算出方法
・電気代の節約術
について解説していきます!
冷蔵庫の省エネ基準
近年の電化製品は、省エネ性能を売りにしたものが非常に増えてきています。
家電を購入する際にこのようなラベルを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

これは経済産業省が各家電に定めた省エネ目標の達成率を表すもので、省エネラベルと呼ばれています。
近年では省エネラベルの表記が当たり前になり、消費者が省エネ性能を比較しやすい仕組みになっています。
また各商品の省エネ目標達成率は経済産業省HPにも登録されており、いつでも閲覧・比較ができるようになっています。
冷蔵庫の省エネラベルはこちらです。

冷蔵庫の場合、製品のサイズに応じて「年間消費電力量」の基準が定められています。
その基準を何%を上回ったか という点で省エネ性能が評価されます。
省エネ性能の高い冷蔵庫を購入したい方は、この省エネラベルを参考にしましょう。
経済産業省HPから商品を絞り込んで性能を比較することも可能です。
また省エネラベルの年間消費電力量から1ヶ月の電気代を概算で求めることができます。
その計算方法を次項から解説していきます。
年間消費電力量とは?
通常、電化製品の電気代は「消費電力(W)」をもとに計算します。
たとえば・・・
消費電力500W(=0.5kW)の電気ヒーターを4時間使った場合
0.5kW × 4h × 30円 = 60円
※電気料金単価を 30円/kWh とした場合
となります。
しかし冷蔵庫はそのような家電とは違い、
消費電力が一定ではありません。
庫内の冷却に電力を使うため、扉の開閉頻度や食材の量によって消費電力は変わります。
また周囲の温度によっても変わるかもしれません。
そのため冷蔵庫の消費電力は、期間を定めて計測し「年間消費電力量」という数値で表されます。
出典:経済産業省HP
年間消費電力量はJIS規格で細かく定められた条件で計測します。
メーカーが違っても算出方法は同一で、省エネ性能の比較が可能です。
冷蔵庫の電気代を計算するには?
冷蔵庫の電気代は、年間消費電力量から簡単に算出できます。
下記のような冷蔵庫の場合、
出典:経済産業省HP
281kWh × 30円 = 8,430円
※電気料金単価を 30円/kWh とした場合
という計算で年間の電気代を求められます。
1ヶ月の電気代に換算すると、
8,430円 ÷ 12ヶ月 = 約702円
約702円かかることが分かります。
本当に702円に収まるのか?
1ヶ月に702円と聞くと、かなり安いように感じますね。
実際には、それ以上の電気代がかかることが多いです。
これは、前項で述べた「年間消費電力量」の算出条件が実際の使用環境と異なるためです。
JIS規格で定められた使用条件は以下のようになっています。
出典:経済産業省HP
冷蔵室と冷凍室を一日に1回開けるという条件になっています。
実際の使用環境では、もっと頻繁に開閉するはずです。
そのため年間の消費電力は、カタログ性能のとおりにはいきません。
年間消費電力量はあくまでも製品比較のための目安と認識しておきましょう!
冷蔵庫の電気代を減らすには?

省エネラベルが一般的になり、近年の冷蔵庫の省エネ性能はどんどん向上しています。
しかし前述したとおり、実際には年間消費電力量のめやすを超える電気代がかかってしまいます。
そのため省エネ性能の良い商品を選ぶだけでなく、毎日の工夫で消費電力を減らしていくことが重要です。
ここからは、冷蔵庫の消費電力を減らすためのコツを紹介していきます!
食材を詰め込みすぎない
食材を詰め込みすぎると、庫内の冷却効率が低下します。
適度な隙間がある状態を維持しましょう。
適切に空間を確保した場合、詰め詰めの場合に比べて年間の電気代を約1,000円ほど節約できると言われています。
常温で保管できる食材が冷蔵されていないか確認しましょう。
また消費期限が切れている食材を処理したり、定期的に整理整頓をするのも効果的です。
扉が開いている時間を減らす
扉の開閉の回数、開けっぱなしの時間、両方を減らすよう意識することが重要です。
開ける時間や回数を半分に抑えることができれば、年間の電気代を約500円ほど節約できると言われています。
冷蔵庫を開けたまま考え込むことがないように気を付けましょう!
調理中やお子様の使い方が重要ですね。
また、熱い料理をそのまま入れてしまうのも庫内の温度上昇に繋がるため注意が必要です。
設定温度を見直す
庫内の温度を調節できる冷蔵庫であれば、設定温度を見直しましょう。
設定温度を「強」から「中」に変えるだけで年間の電気代を約2,000円ほど節約できると言われています。
・冷蔵庫の中身が少ない
・冬場で室温が高くない
といった場合は「中」や「弱」でも問題ありません。
季節や気温に合わせて設定を変更しましょう!
壁からの距離を確認
冷蔵庫は、放熱のために周囲に1~3cmほど空間が必要です。
壁にピッタリ付けて稼働させてしまうと冷却効率が落ちて電気代が高くなってしまいます。
必要なスペースはモデルによって違います。
取扱説明書を確認して適切な放熱スペースを確保しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
・冷蔵庫の省エネ性能の確認の仕方
・冷蔵庫にかかる電気代の算出
・冷蔵庫の電気代の節約術
について解説しました。
電気代が気になる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
冷蔵庫を購入する際は省エネ性能が高いものを選び、日頃の使い方にも注意してみましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

