
日本の掃除機の市場はダイソンが参入して以来、大きく変わりました。
掃除機はコードレスが当たり前になり、様々なメーカーが参入することで形状や機能が多様化しました。
そのためコードレス掃除機は、価格帯がピンからキリまであり、商品選びが少し難しいです。
本記事では、コードレスの掃除機に焦点を当てて、後悔しない商品選びのポイントを解説していきます!
コードレス掃除機の特徴

2010年ごろから充電式の掃除機が増え始め、今では従来のキャニスター掃除機はあまり見かけなくなりましたね。
掃除機に駆動性や静音性が求められる時代となり、今では掃除機の市場はコードレス掃除機が大半を占めています。
そんな人気のコードレス掃除機ですが、弱点もあります。
充電式の掃除機には、吸引力と運転時間に限界があるという点です。
バッテリー技術が進歩したとはいえ、キャニスター掃除機のような吸引力を持続できる機種は現在でもほぼありません。
もし吸引力と運転時間を両立させようとすると、今度は巨大なバッテリーが必要になってしまい、本末転倒です。
そのため、コードレス掃除機は
吸引力が上がれば上がるほど
運転時間は短くなり
軽量感は失われ
静音性も悪くなる
という運命にあります。
吸引力と使い勝手の良さを天秤にかけて機種を選ぶ必要があります。
実際にどのように選んでいけば良いのか、詳しく解説していきます!
吸引力で選ぶ

最も重要なのは、吸引力ですよね。
掃除機の吸引力は、吸込仕事率(W)や真空度(Pa)で表記されることが多いです。
しかし残念なことに、この吸引力の数値は非公開のメーカーが多いです。
そのため、吸引力は最も重要なポイントですが、購入前に比較することが困難です。
これがコードレス掃除機の商品選びを難しくしている要因の一つでもあります。
もし大型家電量販店で吸引力を比較できるコーナーがあれば一度は試しておきましょう。
筆者の体感にはなりますが、吸引力の大まかな目安です。
| 価格帯 | 主要メーカー | 吸引力(イメージ) | 吸引力 |
|---|---|---|---|
| 1万円 未満 | 各メーカー (小型モデル・簡易モデル) | ![]() | 髪の毛や粉塵は吸える。 固形物はほぼ吸えない。 |
| 1~3万円 | マキタ アイリスオーヤマ 東芝 | ![]() | 髪の毛や粉塵は吸える。 カーペットにはパワー不足 |
| 3~5万円 | 日立 SHARP | ![]() | 砂利のような粒でも吸える。 長毛カーペットにはパワー不足 |
| 5万円 以上 | 三菱 Panasonic Shark ダイソン | ![]() | 砂利のような粒でも吸える。 長毛カーペットに対応する機種も |
※吸引力の写真はイメージです。
運転時間で選ぶ

コードレス掃除機をメインの掃除機にするのであれば、運転時間は重要です。
運転時間は各メーカーのHPで公開されているので確認しておきましょう。
ただし、単純比較はできません。
運転時間は、バッテリー性能とパワーによって決まります。
パワーを求めると運転時間は短くなり、
運転時間を求めるとパワーは弱くなる。
ということを覚えておきましょう。
ちなみに
ハイグレードな機種になるほどバッテリー性能は高いです。
そのため、パワーと運転時間を両立しているのは上位機種に多いです。
静音性で選ぶ

小さい赤ちゃんやペットがいる家庭では、静音性も重要ですよね。
掃除機の静音性はdB(デシベル)で表記されています。
コードレス掃除機の場合、65dB以下であればかなり優秀です。
ただし、吸引力を犠牲にしてしまっては意味がないですよね。
強モードで65dB程度に収まる機種かどうか、気になる方は確認しておきましょう。
軽さで選ぶ

1台で家じゅうを掃除するためには、本体の軽量感も大切です。
めやすとして、1.5kg以下のクリーナーは軽量モデルと言えます。
逆に1.5kgを超えると数分の掃除でも腕が疲れてしまいます。
吸引力やバッテリー性能を確保している上位モデルは、2kg近い機種が多いのが現状です。
代わりに、ヘッドの自走性を向上させて腕を疲れにくくしたり、各メーカーで工夫が施されています。
ヘッドの性能と併せて確認しておきましょう。
重くても吸引力や運転時間を重視するか
軽量感のある機種で小回りのきいた掃除を重視するか
自身の使用シーンに合わせてバランスを取りましょう。
ヘッドの性能で選ぶ

ヘッドの性能によって、吸引力や扱いやすさが大幅に変わります。
どのようなヘッドが自分に必要か、想像しておきましょう。
ヘッドの機能には以下のようなものがあります。
絨毯が掃除しやすいヘッド

画像引用元:アイリスオーヤマHP
髪の毛が絡みにくいヘッド

画像引用元:日立HP
ホコリを可視化するヘッド

画像引用元:ダイソンHP
自走式で腕がラクなヘッド

画像引用元:東芝HP
可動域の広いヘッド

画像引用元:Shark HP
仕上げ拭きが可能なヘッド

画像引用元:Panasonic HP
標準ヘッドに搭載している機能もあれば、交換ヘッドとして付属していることもあります。
上位モデルになるほど機能や交換ヘッドが豊富です。
購入前に確認しておきましょう!
ゴミの排出方法で選ぶ
ゴミの排出方法は大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴を押さえて使用環境に合ったものを選びましょう。
サイクロン式

画像引用元:Panasonic HP
サイクロン式は、遠心分離により本体のカプセル内にゴミが溜まっていきます。
集塵容量は少なめですが、自分の好きなタイミングでゴミ捨てができます。
カプセルが透明であれば、ゴミが溜まっていく様子を確認することができます。
一方で、ホコリが見えてしまうので不衛生だと感じる人もいます。
紙パック式

画像引用元:Panasonic HP
紙パック式は、取り替え可能な紙パックを本体に内蔵しています。
ゴミ捨てが衛生的にできますが、紙パック代のランニングコストがかかってしまいます。
集塵容量はカプセル式よりも大きめですが、ゴミを溜めすぎると吸引力が落ちてしまうこともあります。
セパレート型

画像引用元:Shark HP
セパレート型は、ゴミ捨てドックに置くことで自動的にスティック内のゴミを回収します。
ドックが集塵と充電の両方を兼ねていることが多いです。
ドック内の紙パックの交換頻度が少ない(2~3ヶ月に1回)
スティックが軽量化できる
が利点ですが、ドックは上位モデルに付属しているため高価なものが多いです。
デザイン性で選ぶ

コードレス掃除機は常に充電しておく必要があるため、目につく場所に設置するケースが多いです。
そのため掃除機の外観によっては、部屋のコーディネートを損ねてしまう可能性もあります。
近年では、Panasonic、Shark、バルミューダなどがデザイン性により支持を得ています。
家電のデザインにこだわっている方は、性能とデザインを両立できるような機種を選びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コードレス掃除機は
吸引力、運転時間、静音性、軽さ、ヘッドの性能
などを比較して商品を選びます。
バッテリーのサイズに限界があるため、全ての性能を取ることはできません。
自身の使用シーンを想像し、バランスのとれた機種を選びましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





