
「節電対策」
「省エネ対策」
「防災対策」
「防犯対策」
「防寒対策」
「防止対策」
「予防対策」
この記事に辿り着いたアナタは、これらの言葉に違和感を覚えた方ですね。
もはや一般的になりすぎて違和感も消えてしまったかもしれません。
本記事ではこれらの「対策」が誤用かどうか、検証していきます。
「対策」の本来の意味は?
「対策」を辞書で引くと、以下のように出てきます。
対策・・・相手の態度や事件の状況に対応するための方法・手段。
Weblio辞書 デジタル大辞泉 より
つまり
「防災対策」を辞書どおりに解釈すれば
「防災に対応するための手段」
となります。
少し違和感がありますね。
それよりは「災害対策」
「災害に対応するための手段」
のほうが自然な日本語だと言えますね。
そのため「防災対策」の使い方に違和感を覚えたアナタは、繊細な日本語センスの持ち主です。
普段から綺麗な日本語を使うことを心がけているのではないでしょうか?
正しい派の意見
一方で、「防災対策」は正しいという意見もあります。
対策・・・相手の態度や事件の状況に対応するための方法・手段。
Weblio辞書 デジタル大辞泉 より
対策 = 何かのための策 であるため、
「防災に対応するための手段」ではなく
「防災のための手段」と捉えれば良い。
そのため○○対策の部分に
「ネガティブが言葉が入らないといけない」
と思い込んでいる人だけが違和感を持っている。
という意見です。
はじめは違和感を持っていた筆者もこれには納得しました。
誤用派はマイノリティか
防犯対策 は 犯罪対策
防寒対策 は 寒さ対策
省エネ対策 は 省エネ策
感染防止対策 は 感染症対策
と言ったほうが全ての人に違和感なく伝わるかもしれません。
とはいえ、違和感のある言葉が必ずしも誤用とは限りません。
言語の正誤は、時代によって移り変わるものです。
あるワードを使う人が多くなれば(誤用であっても)、それが一般的になり、結果的にそれが正しい用法となります。
どの時代も言葉はそのように変化してきました。
「防災対策」「省エネ対策」「感染防止対策」
これらの言葉は、行政や企業が率先して使い始めました。
街中のあらゆる場所で見かけるため、今では違和感を持つ人が少数派かもしれません。
まとめ
結局、「防災対策」のような言葉が誤用であるかどうか、学術的な根拠はありません。
現時点では、人によっては違和感を覚えるというだけです。
行政が積極的に使用している言葉なので、その時点で誤用ではない。
とも言えるかもしれません。
今回はこのような結論となりましたが、「これは誤用では?」と思える日本語の感覚はこれからも大事に育てていきたいと思った筆者でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

