
冬場はエアコンやストーブを使いすぎて、電気料金が一気に上がってしまう。
そんな経験があると思います。
一方で石油ヒーターにかかる灯油代のコストについては、使わない人にはあまり馴染みがないかもしれません。
本記事では、エアコンと石油ファンヒーターに絞って、1ヶ月にかかる電気代と灯油代を比較していきます!
どちらが安いか気になる方は、ぜひご覧ください。
エアコンの暖房にかかる電気代

まずは、エアコンにかかる電気代から計算していきます!
皆さんご存知のように、エアコンは運転し始めの消費電力が非常に高く、常に一定ではありません。
そのためエアコンの電気代は、他の電化製品のように 定格消費電力×運転時間 で算出することができません。
そのエアコンの電気代の算出方法について、次項で簡単に紹介します。
電気代の計算方法について
エアコンの消費電力は、一般的に定格消費電力ではなく「期間消費電力量」で表されます。
画像引用元:Panasonicホームページ
家電量販店やメーカーHPでは、上記の④のように期間消費電力量が明記されています。
期間消費電力量とは、「JIS規格で定められた条件のもとで1年間エアコンを使用したときの合計消費電力量」のことです。
そのため石油ファンヒーターと比較するためには、暖房のみに絞って計算しなおしてあげる必要があります。
期間消費電力量を詳しく解説した記事はコチラです。
1ヶ月でかかる電気代
では実際に、暖房にかかる1ヶ月の電気代を計算していきます!
今回は、Panasonicのエアコン エオリアのミドルモデルを例に試算します。
エオリア GXシリーズ 18畳用

こちらのエアコンは、カタログ上の期間消費電力量が2,118kWです。
これを以下の条件で再計算します。
・運転時間は一日12時間
・冬季1か月間の電気代
・設定温度は22℃
(後述の石油ヒーターの条件に合わせるため)
計算すると・・・
消費電力は222kW
電気代は6,660円となります。
(2025年の平均的な電力単価 30円/kWhで計算)
1ヶ月間リビングで稼働し続けて6,660円なので、それなりに納得感のある結果ですね!
ちなみに古いエアコンはこれより省エネ性能が低いです。
実際にはもっとかかるかもしれません。
石油ファンヒーターにかかる灯油代

続いて、石油ファンヒーターにかかる灯油代を算出していきます!
実は石油ファンヒーターにかかるコストは約9割が灯油代で、電気代はあまりかかりません。
そのため、まずは灯油のコストについて焦点を当てて試算します。
灯油の消費量について
まず前提として、石油ファンヒーターの灯油の消費量は一定ではありません。
部屋が寒いときには火力が上がって消費量は増えますが、そうでないときには減ります。
平均的な燃費については、どこにも公表値はないので実際には分かりません。
そのため今回は、筆者が実際に石油ファンヒーターを1ヶ月間 使い続けてみました。
そのデータをもとに計算していきます!
1ヶ月でかかる灯油代
実際に1ヶ月間 使用し続けた結果、灯油の消費量は以下のようになりました。

30日間で78リットルです!
検証環境は以下の通りです。
・木造戸建て20畳の部屋
・設定温度は22℃がメイン
・運転時間は一日平均12時間
・外気温が0~10℃で推移する1ヶ月間
78Lの灯油にかかった料金は・・・
1ヶ月で9,360円です。
(灯油価格120円/Lで計算)
電化製品よりも高コストな印象を受けますね。
電気代について
冒頭で石油ヒーターの電気代はごく僅かだと述べました。
気になる方のために、こちらも算出しておきます。
筆者が検証に使用したヒーターの消費電力は以下のとおりです。
定格消費電力:650W
(点火時最大)
定格消費電力:4W~10.5W
(弱燃焼~強燃焼)
本記事の条件に合わせて計算すると・・・
点火にかかる電気代:20円
燃焼にかかる電気代:43円~113円
1ヶ月間で最大156円です!
そのため無視できる程度の電気代ということです。
結論:コストは石油ファンヒーターが高い
いかがでしたでしょうか?
エアコンの電気代は1ヶ月6,660円
ヒーターの灯油代は1ヶ月9,360円
という結果になりました!
石油ファンヒーターはエアコンに比べるとコストが高く、灯油の扱いにも手間がかかります。
一方で
・温風の出始めが早い
・床冷えしにくい
・近づいて暖をとれる
・加湿効果がある
というメリットもあります。
電気ストーブ等の暖房器具が追加で必要ないのが石油ヒーターの強みかもしれません。
エアコンと石油ファンヒーター
おうちの環境に適したものを採用して、冬場のコストを抑えていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



